バリアフリーリフォーム
白山市内で施工させていただいた、バリアフリーリフォームの実例紹介です。
お客様から、補助金を使ってリフォームをしたいとご相談を頂きました。
バリアフリーリフォームに支給される補助金とは
補助金とは『居宅介護住宅改修費』というもので、
介護保険制度の一部として要支援や要介護の被保険者に支給されるものです。
この制度については、詳しいHPが沢山あるので検索してみてください。
各市町村でも相談を受け付けているようです。
弊社がある白山市だと
http://www.city.hakusan.ishikawa.jp/kenkouhukusibu/tyoujukaigo/kaigohoken/kaigosa-bisu.html
「在宅サービス」→「4.その他のサービス」→「住宅改修(介護予防住宅改修)」
に詳しい情報が記載されています。
弊社では、同制度を利用する工事を、金沢市や野々市市でも施工実績があります。
施工前後の写真を図面と共に添付する必要があり、
普段の工事よりも事務的な手間が多くなります。
工事内容
建物は戸建て住宅なのですが、何度も増改築が行われている古い農家の家です。
お父様が年齢から足腰が弱ってしまい、
- 生活動線の段差解消
- 廊下に手すり設置
の二つを行うことにしました。
この工事に伴って、廊下の内装や敷居撤去による建具の交換等も行っています。
同時にトイレの和便器から洋便器への交換を行っていますが、
そちらは設備屋さんに直接工事を依頼されたようです。
トイレ改修の大工工事は弊社で行っています。
寝室出入口の段差解消
生活動線に階段は無いのですが、昔ながらの建物なので全ての敷居が上がっています。
こういった3センチから4センチの段差でも、杖で歩く方からすると怖いと感じるのです。
今回は手前の廊下(玄関ホール)の床も同時に施工するので、
敷居を外して床を張り伸ばしていきます。
施工後は見切りを入れて、既存部分と段差が無いように仕上げています。
トイレ出入口の段差解消及び廊下手摺設置
廊下の突き当りにあるトイレも改修します。
トイレ入口の幅(開口幅員)が小さいので、大きな引戸に改修します。
大きな開口幅員の引戸にすることで、杖使用者や介助に配慮しています。
また、引手に大きなハンドルを採用することで開閉しやすくしています。
引違戸になっているのは、左右のトイレを同時に開閉することはほぼ無いと考えたからで、
引戸としながら出来るだけ大きな開口幅を確保するためのアイディアです。
廊下には水平手摺を取り付け、歩行の補助としています。
手摺は平手摺(上部が平らな手摺)を採用しています。
丸手摺よりも上部が広く、体重をかけたときに支持する面が大きい為、体が安定します。
リビング→ダイニングキッチン 建具改修
生活動線の敷居は残すところ一つです。
段差解消のため、敷居を取外したいですが、敷居に薄壁が乗っています。
薄壁を全て取り外し、敷居を撤去したいところですが、階段が絡んでいるのでできません。
写真には写っていませんが左にも開口部があるので、
鴨居を繋げてシンプルに仕上げています。
元は畳の部屋なので、敷居とフローリングの間に隙間が空いています。
既存でも巾木が貼ってあったので、鴨居と同材の巾木を貼って仕上げています。
取れなかった敷居は取れる分だけ敷居を切り取り、
段差が付かない無いように空いた穴を塞ぎます。
バリアフリーとは関係の無いリフォームも多少行っていますが、
今回のバリアフリーリフォームは以上となります。
リフォームの発注について
リフォームの場合、どんな風に仕上がるのか、幾らかかるのかわからないので
不安でなかなか話を進めにくいことがあると思いますが、
弊社では図面を描いて施工範囲を明確にしたうえで詳細な見積もりを作成します。
施工前に安心して作業を依頼していただけるように、
専任の設計スタッフが建具のハンドルに至るまで細かく打ち合わせを進めていきます。
気になることは、
「細かいと思われたら嫌だな・・・」「こんな小さなこと言っていいのかな・・・」
と思わず、どんどん質問してください。
「できること」「できないこと」「工事の難易度」「メンテナンスについて」など、
様々な角度から回答させていただきます。
施工中は、「プレカットの新築」しかできないような大工とは違い、
熟練の大工が工事を行うので、安心してお任せください。
培ってきた技術と経験から、最良の施工をしていきます。
弊社には木工の加工機があるので、建具枠や見切りといった造作材も
必要な時にすぐに手配できるので施工がスムーズで、工事期間を短縮することができます。
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