野々市押野の家
オーニングの不具合があったお客様に、3年半経った現状の使い勝手を聞いてみました。
住んでみての良し悪しやお子様のこと等、お茶を頂きながら楽しいひと時でした。
今回はその中から
- 床暖房の温かさについて
- 窓の決定について
の2つについてピックアップしてみようと思います。
床暖房の温かさについて
この建物は、弊社で初めて『現場発泡ウレタン』を屋根・壁に採用した物件でした。
床にはネオマフォームの『ジュピー』を採用しています。
高気密高断熱とは差がありますが、あまり予算と手間をかけない範囲で気密には注意して施工しました。
その甲斐もあってか、冬の床暖房の温かさはとても気に入っているとのことでした。
階段下に建具を設け、冷気がリビングに入り込まないようにしたのも良かったようです。
この建具は天井いっぱいの格子引込戸で、開ければ開放的な雰囲気になります。
吊り戸なので下部から冷気が入ってこないか聞いてみたところ、
床暖房でリビングがしっかり温まるので、気になったことが無い
という嬉しい回答でした。
その温かさは来客時にも
何でこんなに温かいの?
と話題に上がるくらい、冬の快適性に恩恵をもたらしています。
床暖房はヒートポンプ熱源で、不凍液をフローリング下に循環させる仕様です。
写真は、不凍液循環ホースを内蔵した床暖パネルの上に、フローリングを施工するところ。
床から温めることで上下の温度差が無く、快適で居心地の良いLDKとなるのです。
オール電化なので電気代を伺ってみたところ、
一番高い月で2万円ちょっと超えるくらい
とのことでした。
まだお子さんが小学生と小さく、子供部屋の暖房を使用していないと思うので、今後お子さんの成長と共に高くなる可能性はありますが、他の熱源(灯油やガス)を使用するよりは安上がりだと思います。
窓の決定について
出来るだけ開放的な家にしたいというお客様の希望で、窓を大きめに設計しています。
窓の大きさや開け方、ガラスの種類(透明か型かフロスト)を打合せで決めていきます。
サンルームの窓を型ガラスで提案したのですが、お客様は透明を希望されました。
型ガラスだと、せっかく窓が大きい部屋なのに窮屈に感じる。お洗濯を干すときくらいは明るく開放的に洗濯を干したい
という感じで話をされていました。
しかし現状は寝る前に洗濯を干すので、寝間着姿が外から丸見えになってしまいます。
そこで、電気を消したまま洗濯を干しているということでした。
言われたとおりに透明じゃなく(型ガラスに)しておけばよかった
と言われて嬉しい反面、もっとこちらの考えを押しておけばよかったのかな?と悩みます。
「型ガラスの方が良いのでは?」と思ってお客様に提案し、発注直前まで保留して悩んだもらったので、尚更今思い返されるのかもしれません。
計画中の方で、窓の種類にお悩みがある方は、実際に住んでみたときのその部屋の使い方を想像してみると良いですね。
0コメント